独立開業に際して準備すべきもの体験談
私は行政書士の資格試験に合格し、開業しました。その際に準備していったものの体験を述べていきたいと思います。資格試験に合格すると、開業希望者は事務所開業予定地を管轄する会に登録して開業することになります。行政書士は会に登録しなければ開業することは出来ないのです。会への登録に際して準備すべきものは数多くあります。
まず、私が最初に準備したものは『事務所』です。会への開業申請の際には事務所の外観写真や内部写真の提出が求められます。基本的には常識にかなってさえいれば、どのような場所を事務所としてもよいのです。自宅を事務所として登録する人もいますが、私の場合にはアパートの一部屋を借りて、そこを事務所としました。その際の契約書と外観及び内部写真、そして事務所内部の簡単な見取り図を作成し提出しています。事務所の準備が出来ましたら、次に職印の作成を行いました。行政書士の実印ともいえる職印が無ければ仕事は出来ません。職印を作成する際、同時に座版と名刺の作成も依頼しています。細かいことですが、これらも後々必ず必要となっていくものです。
登録申請に際しては多くの添付書類も準備しなければなりません。私は登録申請書を取り寄せた後に、添付書類として必要な『戸籍抄本』と『住民票記載事項証明書』、そして『身分証明書』と『登記されていないことの証明書』などを取得していきました。これらは登録申請の際に一緒に提出する書類となります。登録申請手続きが完了した後、それが認可されるまでに一か月程かかるとのことでしたので、その後は開業後の業務に備えての準備を行っていきました。業務の準備でまず私が行ったことは、インターネットへの加入とパソコンの購入です。現在の行政書士業務はパソコンとインターネット環境が整っていなければ行っていくことは難しいです。インターネット業者はどこでもよかったのですが、多くの家電量販店ではインターネット加入を条件にパソコンを格安で購入するキャンペーンを行っていますので、それを利用しました。とりあえず開業に際してノートパソコンとプリンター(スキャナー機能付き)を購入しています。なお、インターネット加入と同時に光電話にも加入。そのついでに固定電話とファックス受信機の購入も行っています。通信機器の準備が出来ましたら、机や棚などの内部に設置する事務用品を購入していきます。私の場合、全ての事務用品を新品で揃えていこうと考えていたのですが、費用面の問題もありましたので、机や本棚に関しては中古で購入しています。中古でもかなり良質な商品であり、使用には全く問題はありませんでした。椅子に関してはさすがに中古品は気がひけましたので、新品を購入しています。その後は細かい事務用品を準備しました。電卓とペン類、ノートや封筒など種類は多く、これらについてはとりあえず思いついたものを購入していくことにしました。100均で購入可能なものが多かったのを覚えています。さて、大まかな事務所の準備が出来た私は、次に事務所ホームページの準備に取り掛かりました。近年では多くの行政書士事務所がホームページを持っており、私も開業した際には必ず自分の事務所ホームページを開こうと考えていたのです。当初、ホームページ作成については専門業者に依頼しようと考えていましたが、結構な費用がかかることがわかり、とりあえず当面のホームページは自分で作成することにしました。ホームページ作成ソフトを購入し、自作開始。すでにインターネット上にある他の事務所のホームページを参考にしつつ、パソコンが得意な知人に手伝ってもらいながら何とか作成。開業後に即ホームページのオープンを行える体制を整えました。このホームページの作成を同時進行で、軽自動車も購入しています。私が事務所開業を行う地域は、陸運局などが郊外にあり、車がなければ業務が困難な場所です。当初は自分が所有している車(普通自動車)を利用しようと考えていたのですが、小回りの利く軽自動車のほうが便利であると思いましたので中古で軽自動車を購入しています。
さて、事務所の開業準備がほとんど完了したころに、支部長にご挨拶にいきました。会には地域ごとに支部があります。面談といっても特に厳しいものではなく、『どのような業務を考えているのか』といったことを質問されたり、業務についてのアドバイスを受けました。これらの準備を経て、会への登録が完了し、ようやく開業に至りました。このように、行政書士の開業に際しては、数多くの準備すべきものがありました。それらを揃える費用も結構な額になったのを記憶しています。


